アドバイザリー・カンパニーについて

株式会社アドバイザリー・カンパニー(ADCO)は三菱UFJ証券の代表取締役専務を務めた近藤 憲によって2009年に設立されました。

近藤は三菱UFJ証券における投資銀行本部長としての豊富な取組み案件の経験から、企業の事業価値拡大化を支援するためには、企業戦略の構築とM&Aや資金調達等の金融的ソリューションが整合性をもって実行されることが必要であることを強く認識していました。

そこで、有力企業とのネットワークを通じて包括的なソリューションを提供するコンサルティング会社としてADCOを設立しました。

代表ご挨拶

三菱UFJ証券時代に長らく投資銀行のグローバルヘッドを務めていた際に、ウォール街(New York)やシティー(London)には大手のM&Aファームに伍して輝き、重要な役割を担っている数多くの中堅M&Aブティックファームを見てきました。彼らのようにお客様との長い付き合いができ、お客様に真に役に立つ特色あるM&Aブティックハウスをやってみたいと考え、独立してこの会社を2009年に起業いたしました。

このような背景から

  • お客様との長い信頼関係の構築を最も重視する。
  • お客様が困っている事案を共有し、コンサルティング業務をまずは提供する。
  • 一緒に戦略を考える過程で、会社の買収・売却・他社とのJV等をお客様に提案する。

を、弊社の経営方針としています。

これは三菱時代に、どうしてもお客様と向き合うスパンが短く、こちらの収益目標ばかりが先に立った提案が多くなり、結果として短期決戦をお客様に強いて、最善な解決策にはつながらなかったことが多く、お客様の信頼を逆に失うという苦い反省があったからです。

しかしながら、独立して、この経営方針から案件を組み立てていくと、買収する側のアドバイザーに立つことが多く、時間もかかり、案件成立の確率も低くなるため、収益的には目論見通りとはいかず、しばらくの間、話は多いが経営的に苦しい状態が続きました。
設立から10年以上が経過し、得意分野も鉄鋼・半導体・自動車部品・エンジニアリング・通信・医療・原子力・保険等に拡大、お客様との関係も深まって、ようやく経営が安定してきた今日この頃です。

また、弊社のような中小のM&Aブティックハウスでは、案件ソースが国内案件だけでは案件のバラエティにおいて同業他社とは差別化はできないと考え、会社発足当初から海外のネットワーク構築に努めてきました。
手に余る中国・USAは避けて、いち早く東南アジア・豪州に的を絞り、今ではシンガポール・タイ・インドネシアにパートナーおよびパートナー会社を持つに至りました。

最近では、この東南アジアのネットワークを駆使ししてお客様に極めて多種多様な案件を豊富に提供できるまでに成長しております。

コンサルの分野も、ニッチな領域を得意とすべく、日本ではあまり手掛けるコンサルティング会社のいない欧州での先進的事例をお客様に紹介することに努め、例えば、原子力・水・新エネ再エネ分野を、欧州コンサル会社と組んでじっくり手がけ、お客様の高い評価を得るようになってきています。
おそらく原子力分野、特に廃炉ビジネスコンサルを手掛けているのは日本では弊社だけではないかと思っています。近時、医療分野にも積極的に取り組んでいます。

このような弊社の特色を生かし、お客様からは「あそこに行けばM&Aのみならず何か解決策は出してもらえる」と、信頼を置いていただける会社になるべく一層努力していく所存です。

今後とも ご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。

代表取締役社長 近藤 憲